2010年04月23日

「帝国の残滓」…参政権は旧植民地の権利(産経新聞)

【外国人参政権 欧米の実相】

 「私の父は34年前、軍を掌握したサダム・フセイン(後にイラク大統領)の圧政から逃れるため、家族を連れて英国に亡命した。父は必死で働き英国籍を取得した。当選したら英国に少しでも恩返しをしたい」

  [地図で見る]35都道府県議会が「外国人参政権」に反対

 2月27、28の両日、英国南部ブライトンで開かれた最大野党・保守党の春期党大会。13年ぶりの政権奪取をうかがう総選挙(5月6日)を控えたこの大会で、登壇したナドヒム・ザハウィ氏は力強く演説した。イングランド中部の選挙区から出馬する。英国籍ではない。イラク出身のクルド人である。

 氏は1997年、総選挙に初めて立候補したものの落選。地方議員を12年間務め政治経験を積み、次の機会を待った。

 未曾有の金融危機で英国でも失業者が急増し、保守党は移民の規制を訴える。その一方で、パキスタン系移民2世の女性上院議員、サイーダ・ヴァルシ氏を影の内閣に登用したり、香港系の候補者を擁立したりと、多様性も打ち出す。43歳のデービッド・キャメロン党首になって、保守党が生まれ変わったことを強調する戦略である。

 英国では、歴史的に「英国人」と「外国人」の間に明確な一線を引き、外国人参政権を否定してきた。しかし実際には、ザハウィ氏のように英国籍を取得していなくても、英連邦に加盟する旧植民地53カ国やアイルランドの国民で、英国在住であれば、地方参政権だけでなく国政参政権も与えられている。こうした人々は「外国人」とはみなされていない。

                   ◇

 2001年の国勢調査では、01年の時点でロンドンの人口は710万人だった。このうち英国生まれは520万人以上で、外国生まれは190万人。その後5年間で英国生まれは506万人に減少し、外国生まれは逆に229万人近くにまで増えた。

 「もし英国に住んでいればという仮定の話だが、英連邦の20億人近い有権者が総選挙に投票できる。欧州連合(EU)市民にも国政参政権を広げた場合、有権者は25億人に近づく」

 英国の外国人参政権の特殊性をこう表現してみせたのは、00年から2期8年間、ロンドン市長を務め、国家における異なる文化の共同体を対等に扱う多文化主義を実践してきたケン・リビングストン氏(労働党)だ。

 産業革命を経て、七つの海を支配した大英帝国は世界に版図を広げ、英領土内で生まれた者には「英臣民資格」が与えられた。第一次大戦で女性労働者が進出し、1918年に21歳以上の男性と30歳以上の女性に普通選挙権が認められた際、植民地出身の英国在住者にも参政権が付与された。

 『外国人参政権問題の国際比較』(河原祐馬、植村和秀両氏編)によると、当時、人の移動は植民地から英国への流入より、植民地への流出の方がはるかに多かった。このため植民地の住民に参政権を与えても問題にならず、むしろ大英帝国の政治的統合の象徴としてとらえられた。

 第二次大戦後に大英帝国は解体し、入国・居住権は制限されたが、旧植民地の住民の参政権は「帝国の残滓(ざんし)」として残されたのだ。

                   ◇

 ピーター・ゴールドスミス前英法務長官(政府最高法律顧問)は2008年に、英連邦とアイルランド出身の英国在住者に付与されている国政参政権の取り消しを検討するよう政府に提言した。氏の主張は「国政参政権は国民の権利の中でも特筆すべきもので、英国籍保有者に限って認められるべきだ」というものであった。

 これに対し、移民に寛容なリビングストン氏は「ロンドンがニューヨークを追い越す国際金融センターになったのは、門戸を開放したからだ。外国からの資本と人の流入が経済を活性化させる。英国で働いて税金を納めているのなら、参政権を認めるのが当然だ」と反論する。

 労働党のデービッド・ミリバンド外相は3月23日、ロンドンの外国特派員協会で記者会見した際、「英連邦の市民で英国在住者には総選挙の選挙権が認められているので、ぜひ投票を」と笑顔で呼びかけた。ゴールドスミス氏の提言について質問してみたが、答えようとはしなかった。(ロンドン 木村正人)

【関連記事】
不法移民は住めない高額家賃の“理想郷”
“結婚難民”続々…「明日に架ける橋」の皮肉
オランダ人社会とイスラム系移民の亀裂
多文化主義は機能しない…「招かれざる客」めぐり二分
教師が学校閉鎖を求めた 「移民国家」が抱える参政権問題
外国人地方参政権問題に一石

普天間移設 政局流動化の発火点に 社民反発、連立離脱も(産経新聞)
「首相は外交下手」社民政審会長(産経新聞)
「成長戦略」追加、民主が参院選公約の骨格案(読売新聞)
<環境省>雄のテン1匹を捕獲と発表 トキ襲撃かは不明(毎日新聞)
消費税率引き上げ、民主に要求…知事会特別委(読売新聞)
posted by カツヤマ ハジメ at 00:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月20日

ライター規制で子供対策=5月中にも安全基準策定−不便さ、敬遠の懸念も・経産省(時事通信)

 ライターによる子供の火遊びが原因とみられる火災の多発を受け、経済産業省の消費経済審議会専門部会による安全規制の具体化作業が大詰めを迎えている。柱は子供が簡単に火を付けられない仕組み(チャイルドレジスタンス機能=CR)の導入。予定を前倒しし、5月中にもまとめる見通しだ。一方、利用者が不便さなどから敬遠する懸念があり、課題も残る。
 CRライターは米国が1994年、欧州が2002年に導入。重い着火ボタンや2カ所以上の操作が必要な仕組みを設け、子供100人が試して85%以上が着火に失敗した製品しか販売できない。音や光を出すもの、車や銃といった形状で子供の興味を引く製品も禁止で、米国では導入後に火遊びによる幼児の死亡が激減したという。
 日本版CRは着火ボタンを重くする方法が中心となる見通し。ボタンを押す直押し式は、欧米のデータを元に子供が操作困難とされる負荷(40ニュートン)を基準に設定。ボタンを斜めにずらすスライド式、リング型やすりで着火するフリント式も同程度とする。 

衆院本議場裏の廊下も禁煙に(時事通信)
<変死>事件性見逃し98年以降39件 警察庁が報告(毎日新聞)
幹事長に園田氏=参院選候補の擁立急ぐ−「たちあがれ日本」(時事通信)
【ゆうゆうLife】施設ヘルパーの「たん吸引」容認(産経新聞)
「カジノ議連」発足 東京?沖縄?北海道? 当面の2カ所、焦点(産経新聞)
posted by カツヤマ ハジメ at 13:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月14日

新進ジャズバンドが知事表敬=秋田県〔地域〕(時事通信)

 秋田県内に拠点を置く新進のジャズバンド「BRONZE−道心−」(ブロンズ・どうしん)のメンバーが県庁を訪れ、佐竹敬久知事を表敬訪問した。7月にスイスで行われる世界最大級の音楽イベント「モントルージャズフェスティバル」に出演が決まっており、知事は「若い人が国際的に認められるのはうれしいこと。われわれも応援したい。頑張ってください」と激励した。
 BRONZEは県内出身者4人で結成し、洋楽を基礎に琴を取り入れた演奏が特徴。メジャーデビューから約1年での世界進出に、サックスのChihoさんは「あり得ないこと。(出演が決定の連絡を受けたときは)本当にびっくりした」と話した。
 出演は7月12日または13日になる予定。琴とギターを担当するリーダーRyumaさんは、「世界でどのように受け入れられるか楽しみ。心を空にして演奏したい」と決意を示していた。 

【関連ニュース】
【動画】ジャズコンテスト優秀者がジャズの殿堂で演奏
〔地域の情報〕三大桜の「淡墨桜」が見ごろ=岐阜県本巣市
〔地域の情報〕キーホルダーで阿波あいをPR=徳島県
〔地域の情報〕東京タワーでオレンジまつり
〔地域の情報〕イケてる野良着でショー=島根県邑南町

休校・学級閉鎖がゼロ=新型インフル流行後初−厚労省(時事通信)
下着盗容疑で逮捕、甲府市所長「ごめんなさい」(読売新聞)
発砲 福岡でオフィスビルに銃弾5発、ガラス扉に穴(毎日新聞)
3歳女児意識不明、母「カッとなって」落とした(読売新聞)
注目を集める布ナプキン 子宮疾患啓発から体と心見つめ直す(産経新聞)
posted by カツヤマ ハジメ at 12:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。